2008年12月 8日

最近の。

最近の小説『そして誰もいなくなった』アガサ・クリスティ

さすが、不朽の名作!です。何を言ってもネタバレになりそうで、あまり語れないのですが、うーん。何も言えない。自分と感性の近い人がべた褒めしていたので、始めから期待して読み始めたのです。それでも、期待以上にうーわぁーってなりました。それ以上は触れられないです。名作はやっぱりそう言われるだけのことはあるのです。まだまだ自分名作ブームは続きます。今は『虚無への供物』(中井英夫)を読んでいます。

 

最近のCD『娘たま』菅野よう子

TVアニメマクロスFのVOCAL COLLECTION。歌だけを集めたCDが出るだろう、とは思っていたのですが、まさか2枚組みで出るとは。さすが。アレンジ曲が多いですけど、それぞれ素敵なアレンジになっているので損した気にはなりませんでした。解説書のアーティストさんたちの一言も面白かった。菅野さん、色々プロデュースされているのですね(笑)。

 

最近のDVD『隣りの女』フランソワ・トリュフォー

もうトリュフォーにめろめろです。「一緒にいたら苦しいが、離れていては生きられない」。きゃー、です。究極ですよね。エミリー・ブロンテの『嵐が丘』は高校生の時に読んで、強烈に印象に残りました。わたしの恋愛小説での究極は『嵐が丘』ですね。こんな恋し方は苦しすぎて嫌ですけど(笑)、でもちょっぴり憧れます。

2008年11月 2日

最近の。

最近の本『海馬』池谷祐二・糸井重里 新潮文庫
良いこと知っちゃった。という本です。脳は疲れないんです。30歳を過ぎてから頭は良くなるんです。
最初は自己啓発系の本かなぁ、と思って敬遠していたんです。そういう思考を染める方向に行かなかったのは、糸井さんの手腕だと思います。根本的に励まされたような気がします。対談という形式のおかげで、専門用語だらけでわかりにくい、ということもなく、面白く読めました。

最近のCD『雨が降る』坂本真綾
10月29日に発売したシングルCD。カップリングは『プラリネ』。特設サイトはこちら
二曲とも真綾さんの作詞です。歌ももちろん好きだけれど、真綾さんの詞がとてもとても好きです。言葉の一つ一つが、丹念に考えられて選ばれている感じです。だから、とても大切に歌われていて、とても素敵です。どんどん素敵になるなぁ。『トライアングラー』以降、また歌の幅が広がったような気がします。アルバムの発売も決まったとのこと。楽しみ。

最近のDVD『ストレンヂア』
音楽が良かった。映像が凄かった。
とても力を入れて創られていることがよく分かりました。『スカイ・クロラ』以来、戦う、ということについて時々考えます。何かを守るとか、何かを得るとか、そういう戦い方では誰も生き残れなかった。最後の、彼と彼の戦いだけが、ただ純粋な戦いで、とても、綺麗だった。綺麗、というと少し語弊があるけれど。
まだあんまり分かっていないけれど、何だろう、生きていることを思い出した、感じ。命が熱を持っていることを思い出した感じ。上手く言えないな。とにかく、良い映画でした。

2008年9月15日

映画『スカイ・クロラ』二回目

先日、観てきました。もうぼちぼち上映終了ですね。

映画館で同じ映画を二回観たのは初めてです。映画館で観たい映画だったので、ぷち贅沢です(笑)。

感想は、『もう一回観たい』です(笑)。どんだけ気に入ってんだって話ですけど、うーん、そうではなくて、絶対解かる気がするのに、まだ解かっていないところがある感じなのです。解かりそうなのに、解からない。あれ、前回と同じ感想ですかね。

一回目のほうがやはり衝撃的でしたね。二回目は何だか「あ、終わっちゃった」という感じで、あれー?とか思いながら、外に出たわけです。夜で、虫が鳴いていて、車の来ない広い道で、電車が隣を通り過ぎて、自分のヒールの音が良く聞こえて。自分の中がすごく静かになっていて、地上にいるということを、歩いているということを、生々しく感じました。あ、と思って。これって、映画のせいだって気がつきました。

インタビューとか色々読んで、頭でっかちで観にいったせいもあって、自分で感じることが遅れていたみたいです。

昨日は十五夜でしたね。満月は今日です。お団子食べましたか?

2008年8月17日

最近の。

最近の本:『ツチケンモモコラーゲン』さくらももこ+土屋賢二 集英社文庫

さくらももこさんと土屋賢二さんの対談集です。わたしは土屋さんのファンです。土屋賢二さんのすごいところは、面白エッセイが絶対『良い話』にならないところです。と、書いていて、毎回同じようなオチかも、と気がついた(笑)。それでも笑っちゃうのだから、やっぱりすごいのです。エッセイ集(?)も文春文庫からたくさん出しているのですが、よくこんなに同じ内容で何冊も出せるな(笑)、と思います。いえ、わたしはファンですよ。最近笑い足りない人にお勧めです。

最近のDVD:『ティファニーで朝食を

原作は言わずと知れたカポーティ。ヒロインのホリーはオードリー・ヘプバーン。これはぴったりでした。彼女しかいないでしょう、という配役。ポールはちょっと男前すぎるような感じでしたけれど。内容も、お洒落で良い感じに気取っていて、素敵でした。ユニオシさんには苦笑するしかなかったですけど。残念だったのがラストですね。ホリーとポールがくっついてハッピーエンド。いかにもアメリカ映画なラストに収められてしまって、がっかりでした。小説と違うから、という意味ではなくて、恋人にならないホリーとポールの距離感が素敵なんです。そこが良いのになぁ。

最近のHP:Toshiyuki Morikawa Private Collection

声優森川智之さんのファンサイトです。このサイトのオンエアレポート(ラジオのテキストレポート)を最近よく読んでいます。声優さんがやっているWebラジオをよく聴いていて、そんなつながりで見つけたサイトです。爆笑必至。関連するアニメやら何やらは全くと言ってよいほど見ていないのですが、そんな話題ばかりではないので、楽しくラジオを聴いています。最近のうるさいだけのお笑い番組より、よほど笑わせてもらっています。笑うと元気になりますね。笑いは必要ですよ。

夏もピークを過ぎた感じですね。夕方の風が涼しくなりました。日も短くなってきましたし、蝉もあちらこちらでご臨終です。残暑はまだまだ厳しそうですが、えいやっと乗り切りましょう。

2008年8月10日

映画『スカイ・クロラ』

観てきましたー。『スカイ・クロラ』。

空、凄かったです。凄絶な美しさでした。この美しさを、観に行ったのです。良かった。時間を作って、早くもう一回観に行きたいです。

というのも、絶対映画館で観たい映画だからです。スクリーンで、ということもそうなのですが、音が、もう、鳥肌ものです。台詞が少ない分、そういう台詞以外のところで、魅せている映画だと思います。音だけではなく、指のしぐさとか、癖とか。間の取り方なんか、憎いくらいです。言葉が少ないのに、語っていることは決して少なくないのです。だから、もう一回観たいんです。あと一歩で、するすると何かが解かりそうなのに、解からない。指先は触れているのにつかめない。そんな感じです。

観たのはおとといなのですが、まだ余韻が残っています。感じたことはたくさんあるのですが、まだ言葉にできないですね。簡単に言葉にしてしまうのがもったいない。このもやもやを形にして落ち着けてしまうのが惜しいのです。

それでもやっぱり小説の『スカイ・クロラ』の美しさが映像を上回ります。戦慄します。森博嗣さんも言っていましたが、これが書けたらもう書かなくて良いですよ。出会えて良かったです。誰の手も介さずに、自分で出会えて本当に良かった。こんなに紹介していて言うのも何ですが(笑)。

もう一度、生まれてきたいと思う?

2008年7月11日

最近の。

最近のCD『CMようこ』。

再び菅野よう子さん。CM曲を集めたCDです。待ってました、という感じですね。このアルバムとは関わりがないのですが、インタビュー記事へリンクを張っておきます。例えば作曲にしても小説にしても、才能は二の次で、どれだけ続けられるか、ということがその道を行くのに最も重要なことなのかも、と考えるようになりました。それも、吉本隆明さんの言うように、毎日です。何だそれだけのこと、という気持ちも、正直まだ5%くらいあります。でも、1年2年・・・・・・5年と続けて、それでも芽が出なくても、諦めずに続けられるでしょうか。そこが分かれ道なのかもしれません。誉められたくて書いているつもりはないけれど、誉められないのも辛いです(笑)。どこまで続けられるのか。まぁ、行けるとこまで行ってみます。

最近のDVD『アマデウス』

モーツァルトの曲の一番の理解者だったサリエリの物語。言わずと知れた名作です。わたしは今、旧い名作ブームです。もう、痛いほどサリエリの気持ちがわかりました。同じ作曲家としての、嫉妬、羨望、尊敬、それゆえの憎悪。彼はモーツァルトを愛しすぎたんです。切ない。

最近の本『薬屋探偵妖綺談 双樹に赤 鴉の暗』高里椎奈

やーらーれーたー。何で、どうして気がつかなかったのだろう。あれ? と思ったのに、見事に騙された。凄いなぁ。以下ネタばれ注意。

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2008年7月 6日

映画「西の魔女が死んだ」

映画「西の魔女が死んだ」、観てきました。

生き返った気持ちです。時々、気づかずに自分が死んでいることがあるんです。死んでいる、というか、生きてない感じです。過剰な表現かもですが、結構そう感じている人が増えているんじゃないかな、と思って『白昼夢都市』を書いたのですが、まあ、そんな話は置いておいて。

映画です。梨木香歩さんの原作の小説が、とても好きで、もう最初の車のシーンでうるうるしてしまった。ちょっと恥ずかしい人でした(笑)。小説を読んでない人は、おばあちゃんの「I know」という台詞はちゃんと英語で脳内変換されたのでしょうか。他にも色々零れているシーンがあって、映画を観てた人みんなに、原作を読んでー、と叫びたい衝動に駆られました。児童小説として発表されたものなので、読みやすいと思うし、本当、読んでほしいです。

以下、ちょっとネタバレかも。

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2008年6月 7日

プロフィールとか。

プロフィール欄を作ってみました。不定期更新にするつもりです。

最近、この水木サンの本を読んでから、外を歩いたり電車に乗っているときに、「あ、この人には妖怪が憑いてるな」とか思ったりしてしまいます。困った人を見たりしたときなんかは効果てき面ですね。不愉快な気持ちが、逆に愉快になります。そう思うことで、人に愛嬌がでてくるのです。戦時中の話も、良かったです。良かった、というのも変ですけど、何というか、遠くから唾を飛ばすように非戦を語るのではなく、淡々とユーモアも含みながら語ってくれるのが良かった。街頭演説とかを見ると、何だか嫌な気持ちになります。すべてのそういう活動を否定するわけではないのですが、半分正義に酔ったような大音量でのアピールは、逆効果だと思う。特に選挙とか。まあ、こんな話は置いておいて。

『娘フロ。』は売れてるみたいですね。さすが菅野さん。天才だと思います。ちなみに、アニメ『マクロスフロンティア』のサントラCDです。アニメも見てます。良いですね、ああいうふうに、楽しく創っている感じのする作品って好きです。真剣に遊んでいる感じです。坂本真綾さんが、アニメでキャラとして出てきたら面白いのになぁ。もっと歌ってほしいです。

フランソワ・トリュフォーは、全然知らなかったのですが、『スカイ・クロラ』のオフィシャルガイドブック『Surface』に名前が出てきて、興味をもって観てみました。影響を受けやすいのです。素敵ですね、めろめろです。主演のジャン=ピエール・レオくんのインタビューも観たのですが、コメントがとても良かった。自分が14歳の時を思い返してみたけれど、確かに、そうだったと思った。主人公の心情は特別なものじゃない。潔癖で、純粋で、敏感だった。誰もが、きっとそうだったはず。わたしだって、大人になったつもりなんかなかったけれど、気づかないうちに大人の側へ足を踏み入れていたんだ、と気づかされた。うわ、何か、すごいぞ。切ない。敏感であり続けるのはきついことだけれど、鈍感になってしまいたくないなぁ。

2007年11月 1日

映画『新世紀エヴァンゲリヲン新劇場版:序』

遅まきながら、観てきました。いやー、びんびんに刺激を受けました。人の創ったいいものに触れると、創作意欲が湧きますね。びんびん。
わたしはTVアニメは途中までしか観ていないのですが、これから観ようかな、と思います。きっと観ていたほうが数倍楽しいような気がします。
映像が、すごかったですね。綺麗、というだけでなくて、視点とか画面の切り取り方、表現の仕方に、もう、しびれます(笑)。うーん、すごい。ああいう切り取り方を、小説ではどう表現できるだろう。
スタッフロールで流れる宇多田ヒカルの曲が浮いていたのが、少し残念でした。いえ、曲自体はいい曲だし、歌詞もいいと思うのですが、劇中の音楽が格段にいいから、どうしても浮いてしまったのですね。宇多田ヒカルも独自の雰囲気がある人なので、作曲だけでも映画の音楽の人が作ってくれたらよかったのにな、と思いました。
映画が終わった後、色々とコアな感想を熱く語っておられる方がたくさんいました。人が創った作品が愛されているのを見ると、嬉しくなります。

2007年7月22日

映画『東京小説』

遅くなりましたが、映画『東京小説』の感想を。
えーと、桜井亜美さんのほうの映画『人魚姫と王子』のほうの感想はノーコメントで。安達寛高さん(乙一さん)の『立体東京』の感想だけ書きます。ちゃんと調べないで行ったので、よく知らなかったのですが、桜井さんと安達さん、それぞれが監督した映画を、続けて上映する、というものでした。一緒に監督をした映画、というのではなかったのですね。でも、どうして『東京小説』という形でコラボレーションしたのか、というのは、映画を見ただけでは全く伝わりませんでした。
それで、映画の感想ですね。

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2007年7月17日

映画「きみにしか聞こえない」

『創作資料室』涙に、小説のレビューを置いている。映画を見たら、その感想も、そこに追加しようと思っていたのに、気がついたら上映期間が終わっていた。ショック。あまり期待はしていなかったけれど。

そういえば、乙一さん、桜井亜美さんとの企画で『東京小説』という映画を監督として作ったみたいですね。そちらは、(大阪では)まだ公開しているみたいなので、見に行こうかな。HPを覗いてきたら、『死にぞこないの青』の映画化も決定したらしい。うーん、でも、それはあまり興味がないかな。怖そうだし。

小説のレビューのところにも少し書いたけれど、最近、人気のある作品のクロスメディア化が盛んに行われている。一つのコンテンツを、色々なメディアで表現する、という考え方をすれば、面白い。けれども、人気にあやかっての商業目的のみのマルチメディア化は、少し、抵抗をおぼえる。何というか、話の筋が多少変わるのは許せるのだけれど、作者の作品に込めた中核は、失くさないでほしい。そうでなければ、それは作品の名前だけを借りた、全く別のものになってしまう。

クロスメディア化に反対はしないけれど、ちゃんと作品を理解したうえで、してほしいなぁ、と思う。